ダイヤの4C
クラリティー
クラリティー(透明度)とは、ダイヤの内部の含有物と外側のキズや欠けの位置や大きさ、数、性質の評価のことです。これはいかに目立つかでランクが決定されます。
研磨されたダイヤ所見は内部特徴(内部の所見)及び外部特徴(外側の所見)にわけられます。
内部特徴は、外部特徴が再研磨によりあまり重量の減少もなしに多くの場合に削除できるのに比較して大変重要です。
内部特徴は多くがダイヤの結晶期間あるいはそれ以前に作られたものです。
もちろん、研磨の最中にひび割れさせてしまったような場合もないわけではありません。
ダイヤのクラリティーのランクづけをするために、特殊な顕微鏡が開発されています。
この顕微鏡はビノキュラータイプで、対物レンズを変えなくとも接眼レンズで倍率を変えられるズーム・システムのものなんだそうです。
最も重要なことはダーク・フィールドの照明とトップ・ライトが付いていることです。グラス・ファイバーを用いた低温照明のものもあります。
接眼レンズにグラティキュールという測定用の円形とメモリとがついていて、インクルージョンのサイズが測定できるようになっています。
ダイヤの透明度を評価する場合、インクルージョンの数量、サイズ、明るさや位置、そしてどの面から観察できるかを考慮します。
これらはルールに基づいて作られた表によって透明度としてのランクになります。
最後に10倍のルーペをとうして再検査して、国際基準に則ったものであることを確認します。
このダイヤモンドの透明度の評価は3人の評価担当者により、個別に行われるのだそうです。最終的に発見された内部特徴は赤で、外部特徴は緑で位置、大きさなどが鑑定書(品質保証書)の中の図に記入されます。